金の詰め物(ゴールドインレー)のメリットとデメリット

「銀歯」という言葉があるくらい、日本で虫歯治療の際に使われる詰め物は、銀色をしていることがほとんどです。ただし、銀歯といっても実際に銀でできているわけではなく、金銀パラジウム合金という金属でできています。
日本以外の先進国では、金属という素材(特に銀やパラジウム)の健康リスクや審美性の観点から、透明感のある白いセラミックス素材での治療が一般的です。日本で銀歯が多いのは、健康保険が適用される治療には、使用できる素材に制限があるからです。

金の詰め物(ゴールドインレー)のメリット、デメリット

金の詰め物(ゴールドインレー)のメリット、デメリット
最近は、日本でも保険適用外治療でセラミックのかぶせものを選ぶ方も増えてきています。また、近年注目されているのは金の詰め物(ゴールドインレー)です。
歯に金を詰めるなんて、なんかヤクザ映画か成金のようで嫌だと感じる方もいるかもしれません。
ゴールドインレーのメリットは、その耐久性の高さです。人気のあるセラミックの耐久年数が5~10年のところ、金は20年程度ももつといわれています。
また、保険治療で使われる銀歯だと、使用しているうちに金属が溶け出して腐食したり、金属アレルギーの原因になることもあります。一方、金は安定した物質なので、金属の溶け出しによる歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こる可能性が低くなります。
また、金は伸びやすい性質があります。金箔の製造過程を見たことがある方は理解しやすいと思いますが、ほんの少しの金をたたいて伸ばすことで、紙のような薄さにすることも可能です。そのため、最近導入が進んでいる歯科顕微鏡(マイクロスコープ)と組み合わせることで、より患部にフィットした詰め物を作ることができます。
こうしたメリットから、歯医者さんが自身の治療で選ぶ詰め物の素材として、金がもっとも人気があるそうです。
一方、ゴールドインレーのデメリットは、保険が適用されないこと。保険外で治療しようとすると、数万円単位になってしまい、決して安いものではありません。

ゴールドを使った治療には2種類ある

ゴールドを使った治療には2種類ある

ゴールドを使った治療には、虫歯の穴に直接ゴールドを詰め、1回で治療が終わる「ゴールドフォイル(金箔充填)」と、初回に型どりをして次回ゴールドを装着する「ゴールドインレー(鋳造金修復)」の2種類があります。
それぞれ、患部によっては治療に向き・不向きがあったり、歯科によっては取扱いがない場合もあったりしますので、気になる場合はうちの歯科で問い合わせてください!