親知らずを抜いてからの喫煙はどう影響する?

近年、健康増進法で街の至るところに禁煙化が進んでいます。喫煙している方は、タバコは体に良くないと分かっていても口が寂しくなりついつい吸ってしまいますよね。健康なお口の状態でも、タバコは歯や歯茎に着色し歯茎の位置が下がってしまいますし、口臭もきつくなります。
親知らずを抜いてひと段落したからタバコで一服…なんてことはありませんか?傷口がある状態でタバコを吸うとどうなるでしょうか。親知らずを抜いてからの喫煙はどう影響するかを紹介します。

親知らずを抜いてからどうやって治るの?

親知らずを抜いてからどうやって治るの?
親知らずを抜くと歯がなくなり、歯を支えている骨の穴が露出します。親知らずを抜いた直後から穴は血の塊で満たされ、1日経つと膜が張りかさぶたが出来ます。約3日後に肉が盛り上がって粘膜が作られてきます。7~10日経つと粘膜がほぼ正常に戻ります。1ヶ月経つと新しく骨が形成され、約3ヶ月経つと穴が骨でふさがります。

タバコはお口にとって敵

喫煙は歯周組織(歯を支える組織)に悪影響であることが歯科の研究で発表されました。また喫煙者が歯周治療(歯茎に対する治療)やインプラント治療を行った際、治療後の合併症が非喫煙者に比べて多いことも研究で分かっております。

タバコがもたらす影響とは

タバコの中にはニコチンや一酸化炭素などの有害成分が含まれています。タバコを吸うことで血管が収縮し酸素が上手く運べず、傷口の治りが遅くなります。タバコを吸う口の動きは、口の中を陰圧にします。陰圧にすることで傷口に出来たかさぶたが取れてしまい、治りが遅くなってしまいます。かさぶたがあまりにも取れるとドライソケットになります。ドライソケットとは粘膜が正常に作られず、歯を抜いた部分の骨が一部露出してしまうことです。ドライソケットになると食べ物や飲み物がしみ、酷い時には1ヶ月以上も痛みが残ります。歯を抜いて粘膜が正常に戻る7~10日が経っても痛い場合はドライソケットになっている可能性があります。このような症状がある場合は必ず歯医者さんに相談しましょう。

どれくらいで吸って良いの?

どれくらいで吸って良いの?

親知らずの痛みを紛らわすためにタバコについ手を伸ばしてしまうことはありませんか?親知らずを抜いてから落ち着くまで1週間ほどかかります。粘膜が親知らずを抜いた穴をふせぐまではタバコを控えましょう。飲酒も同じくらい控えましょう。

タバコを辞めたいときは

タバコを辞めるにはそれなりの覚悟と努力が必要ですよね。一部の歯医者さんでは禁煙外来を行っているところがあります。タバコを辞めるきっかけが欲しい方は一度うちの歯科への受診をされてみてはいかがでしょうか。