周りの歯に負担を与えない「インプラント」の凄さ!

インプラントが注目されるようになってから数年が経ちました。インプラントと聞くだけでどのようなものなのかというのを理解している人も増えてきています。歯がなくなっても、歯があるときと同じように噛むことができるというのが魅力なのがインプラントです。歯が抜ける原因と、インプラントの凄さについてご紹介します。

歯が抜けるのはなぜ?

歯が抜けるのはなぜ?
インプラントは歯がなくなってしまったところを補う意味合いで使われます。では、どのようにして歯が抜けてしまうのでしょうか。
歯が抜けてしまう一番の原因は歯周病です。歯周病とは歯と歯ぐきの間の歯周ポケットと呼ばれるところから細菌が侵入して進行していきます。最初は歯肉炎といい、歯磨きをした時に歯から血が出る症状が顕著です。歯磨きのときに血が出るのは歯周病が始まっているものと思ってください。

原因1、歯周病

歯周病は細菌の毒素によってさらに進行していきます。毒素の効果によって歯を支えている顎の骨が溶けていきます。顎の骨が溶けてしまうと歯を支えている土台部分がないのと同じなので歯は抜けやすくなっています。顎の骨が溶けているかどうかはレントゲン撮影で調べることができます。歯が抜ける前には、歯がグラグラするので患者さん自身も気づくことが多いです。グラグラしはじめの歯は、隣同士の歯と固定することでぐらつきを止めることができますが、顎の骨が極度に溶けていると固定してもぐらつきはおさまることはないです。そうなると抜歯という選択肢しか残りません。

原因2、虫歯

虫歯も歯が抜ける原因です。虫歯は歯が抜けるのではなく、歯を抜かなければいけなくなる原因の一つです。虫歯は歯を溶かしていく病気ですので、放っておくと歯の大部分を溶かしていき頭の部分がなくなってしまいます。
歯の根っこだけが残っている状況を「残根」といいますが、残根の歯は基本的に抜くことになります。これは残根の歯を残しておくと歯の根っこに膿がたまることがあるので、それを防止する意味で行われます。

抜けた歯はそのままでいいの?

歯が抜けてしまった後、そのまま放置をしていませんか?抜けた歯のところはそのままだとどうなるのかご存知でしょうか?
歯は「歯並び」という言葉通り、歯が並んだ状態が普通ですが、実は隣の歯同士で支えられているのです。歯が1本抜けてしまうと支え合っている歯は抜けてしまった歯の方向へ傾いてきてしまいます。上の歯と下の歯も上下で支え合っているので、下の歯が抜けてしまった場合は上の歯が伸びてきてしまいます。
このように抜けた歯のところを何もせず放置してしまうと関係ないような周囲の歯に影響を与えてしまうのです。隣の歯が傾いてくることや、上下の歯が伸びてくるというのは他の歯への負担を強めることにもつながります。
歯並びは見た目が良いという点を気にしがちですが、それよりも「歯並びが良い」ということは、噛む力を分散させて歯に負担をかけないようにしていたのです。
では、抜けてしまった歯はどうしたら良いでしょうか。
治療法としては、部分入れ歯やブリッジ、インプラントのどれかを選びましょう。これらに共通していることは抜けてしまった歯を補うということです。補ってあげることで噛む力や見た目、周囲の歯が傾いてこないように保つことができます。

インプラント治療の目安

インプラント治療の目安
部分入れ歯、ブリッジ、インプラントの中で、最も治療難易度が高いのがインプラントです。インプラントは歯が抜けてしまったところへボルトのような土台を埋め込み、その上部へ歯の形をした被せ物をセットします。治療期間は、外科処置が必要となるため土台を入れる前の精密検査から歯の被せ物をセットできるまで8か月ほどかかります。
下顎の奥歯は近くに唇の感覚をつかさどる神経が走っています。また、上顎の奥歯の近くには副鼻腔が広がっています。そのため、ボルトを土台として埋めるときにそこを傷つけないようにするため、土台を埋める前には歯科用CTで3次元的に検査を行います。
ボルトをどのような角度で、どのくらいの深さ埋めるのかを設計したらボルトを埋め込む手術を行います。
インプラント治療が終わると歯の被せ物と他の歯の噛み合わせを合わせます。インプラント部分にはあまり強く噛む力が伝わらないように、噛み合わせを少し緩く設定します。
生えている歯には歯根膜という膜があり、これが噛むときに歯を少しだけ動かして歯にダイレクトに噛む力が伝わらないようにしています。
歯根膜がインプラント治療をしたところにはないので、少し噛む力が伝わりにくくしないとインプラント治療をした歯に強い力がかかり過ぎてしまいます。
しかし、インプラントをすれば歯があった時のように噛む力を分散させることができるので周りの歯への負担は軽減されます。

インプラント治療は信頼できるうちの歯科におまかせください!

インプラント治療は確かな技術と設備が整っていないと、失敗の元になってしまいます。インプラントの勉強会に参加している歯医者さんや認定衛生士が常駐している歯科医院を選ぶようにしましょう。インプラントは「埋めること」ではなく、「正しく噛めること」がメインです。気になる方はぜひ一度うちの歯科にご相談ください!