高齢者がドライマウスになりやすい理由と対処法

高齢者の方は、唾液が不足しドライマウスとなってしまうことが多いものです。歯医者さんでも取り扱われることがよくあるドライマウスですが、発生すると唾液の抗菌作用不足、口腔内環境の悪化、そして高齢者の命に係わる誤嚥にもつながり、健康や生活の質に悪影響が生じます。ドライマウスが発生する理由は、どういったことなのでしょうか。また、正しい対処法としてはどのような方法があるのでしょうか。うちの歯科と一緒に見ていきましょう。

ドライマウスが発生する理由:疾患

ドライマウスが発生する理由:疾患
ドライマウスが発生する理由として、いくつかの病気をあげることができます。自己免疫疾患であるシェーグレン症候群、糖尿病・腎臓病といった体液のバランスと密接にかかわる病気、その他には病気のために飲んでいる薬の副作用としてもドライマウスが発生することがあります。

ドライマウスの発生する理由;疾患以外

ドライマウスが発生しやすいのが高齢者と言われるように、加齢も細胞から水分量が少なくなる原因となりますのでドライマウスの発生原因になります。
また、高齢者の生活によくあることですが、水分の摂取不足や噛むことができない食事により唾液の分泌が不足することもドライマウスの発生原因になります。
義歯の不適合や精神的ストレスで唾液の分泌が困難になることも原因の一つです。

正しい対処法で改善できるドライマウス

正しい対処法で改善できるドライマウス
ドライマウスは、疾病やその他の原因で生じます。とくに疾病が原因になっている場合は、原因を完全に取り除くことは困難なことがありますが、比較的手を付けることが容易な対処法で症状の改善を図ることができます。
食事を口から食べることは、唾液の分泌を促進します。高齢者の食事というと「噛まないようにする工夫」「食べやすい工夫」を優先しがちになりますが、大きい食物を小さく切る、刻む、隠し包丁を入れるなどの工夫で噛めるものは噛めるように食事の工夫をすることは、唾液の分泌を促しドライマウスの改善に有効です。
水分不足にも注意が必要です。人が1日必要とする水分量は、1.5~2リットルほどと言われています。食事ができないときや食事の量が少なくなってしまうとき、空気の乾燥が強いときなどは、より多めの水分を摂取するよう注意するようにしましょう。
嚥下機能の低下などで水分をそのままとることが困難な場合は、とろみをつける食品を使うことも有効な工夫ですし、食事の献立にもう一品すまし汁やコンソメスープを加えるといったことも手軽にできる工夫です。